ロクトリポート

真空管工作に挑戦中! ~テルミンづくり~ その21~

テルミンのノイズ(雑音)を小さくする調整を続けています。

まずは原因を探すのがとても大変です。 田辺さんにアドバイスして頂きながらすすめています。

【グランドをしっかり落としてみる。】
ケースの缶には、落ちているのですが、
そのグランドをしっかり、落としてみました。

O

ケースの中のグランドにみのむしクリップをつなげ、
しくみラボのまわりにある金属につけてみました。
ただ、これでは、あまり効果が分からず、
コンセントのグランドに落としてみよう!ということになり、
テスターで電源のコードで、どちらがグランド側になればいいのか探りました。

O

これは、先ほどより効果があったように感じました。
ただ、コンセントをさすときにとても気を付けないと、
逆にさして、缶を触った時にビリっときてしまいます。

【電源を交流から直流にかえてみる】
交流電源の時に、オシロスコープでリップルをみてみました。
こちらです。

O

ピークからピークで15mVだったので、そんなに問題な値ではないようです。

交流電源よりも直流電源の方がノイズを小さくできる可能性がある。
ということで、
田辺さんが直流電源を作ってくれました!
こちらです。

O

単1電池の方がヒーター用で、 9V電池の方が動作用です。

9V電池を20個使い、測ってみると191.7Vもありました! ちなみに、すごく重いです。

この直流の電源に変えるため、一度配線を外し実験してみました。

何度か、ケースを開けたり閉めたりして 実験をしていたら、途中から徐々に音が出にくくなってきました。 それでも実験をしていると、音がでなくなりました。

そこで、一度、配線を確認しなおしたら、 真空管ソケットの足が一本折れていました。

私はここで「またソケットを秋葉原に買いに行って、作り直しだな。」 と、覚悟しました。

でも、田辺さんは、
「これぐらいの折れなら、付け直せるかもしれない。」と言って、
その場で、すぐに直し始めてくれました。
導線をつぎはぎしたりと、技も出ました。

O

結果、なおりました! 良かったです。

そして、電源を直流に変え、動作チェックしてみると、
ノイズがグッとなくなり、音も変わりました!!

交流の電源からくるノイズだったのかも知れません。
とりあえずは、みのむしクリップでの対応ですが、
ノイズが小さくなりました!

以上、現在のご報告でした。

今までの足どりはコチラ→真空管工作

サイエンスチーム ささき