ロクトリポート

貝の世界~もっとのぞいてみないカイ?~

10月1日(月)~10月14日(日)まで自然の部屋のしぜんラボで「巻いてる・とじてる・くっついてる 殻から貝の秘密を探ろう」の教室を開催しました。

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今回の教室では巻貝を切って、普段見ることの出来ない貝殻の断面を見られる展示をしました。外側からは想像できない貝殻の内側の構造には、小さいお子さんから大人の方まで驚きの声が上がっていました。

ホシダカラ   イトマキボラ
さて、みなさんは海に行ったときに貝を拾ったことはありますか?
色や模様の綺麗な貝を拾ったのに、持ち帰ってみたら白っぽくなっていたなんて経験もあるかもしれません。
海で拾った貝殻の表面には石灰質の付着物などがついていて、濡れていた時には綺麗な色が見えていたのに、乾燥すると白っぽくなってしまうことがあります。

濡れてるサザエ   乾いてるサザエ
このような貝殻の自然な色味を簡単に取り戻す方法があります。
使うのは100円ショップなどでも購入できるワイヤーブラシです。

道具
・ワイヤーブラシ ・歯ブラシ
・軍手 ・保護メガネ ・マスク

貝殻をワイヤーブラシで擦っていくと、どんどん白い粉が出てきます。
時々歯ブラシで出てきた粉を払いながら、粉が出なくなるまでワイヤーブラシをかけると貝殻の色や模様が見えるようになりました。

半磨きサザエ   サザエの模様
サザエの殻は頑丈でワイヤーブラシをかけても傷つかずに磨けました。
他の貝殻も同様にブラシで磨けますが、貝の種類や状態(摩耗具合)によっては傷つくこともあるので、最初は優しく傷がつかないか確認しながら磨いてください。
インテリアとして貝殻の色や模様を見て楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

注意:ブラシをかけると白い粉が舞いますので、室外でやることをお勧めします。
素手でやると下の写真くらい手が白くなり、ワイヤーも硬くて当たると危ないので、作業するときには軍手をして、終わったら服もよくはたいて粉を落としてね!

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研究・交流グループ T