ロクトリポート

部分日食

1月6日、東京では約3年ぶりに部分日食が起こりました。多摩六都科学館からは、少し雲はあったものの屋上から部分日食を2時間以上観察することができました。

DSC02446s

日食は地球と太陽の間に月が入り込み、太陽が月に隠される天文現象で、まるで太陽が欠けたように見えるのが特徴です。太陽の欠け具合は場所や日食毎に異なりますが、今回、東京では月が太陽を半分近く隠したので、最も欠けた頃には辺りが少し薄暗くなるのを感じられました。

180106 10-03-51 1521s

地球から見ると、太陽の直径は約0.5度ほどしかありません。一方の月もほぼ同じ大きさに見えます。これは太陽が月の約400倍も大きいのに、約400倍遠くにあるためです。偶然とはいえ、とても不思議です。

日食は、この太陽と月の見た目の大きさを実感できる貴重な天文現象です。ただし太陽を直接見ることは大変危険なので多摩六都科学館では日食メガネや、日食フィルター、大型モニターなどを使用して大勢で観察しました。

R0320609s

次回、東京で日食が見られるのは、なんと今年(2019年)の12月26日夕方です。1年に2回も東京で日食が見られるのは実に27年ぶりです。ぜひダブル日食を楽しんで下さい。また今回残念ながら見逃してしまったという方も、次回はぜひ万全の準備をしてチャレンジして下さい。