ロクトリポート

「『かみてつ』ワークショップ ~電車が走る街を紙で作ろう~」を開催しました!

2019年10月22日に
『かみてつ』ワークショップ ~電車が走る街を紙で作ろう~ を開催しました!

「かみてつ™」とは、紙に印刷された電気が流れる線路の上を、紙でできた鉄道模型が走る
子供から大人まで楽しめる新感覚のペーパークラフトです。

講師は東京芸術大学デザイン科の八木澤優記先生です。
八木澤さんは電車が好きで、美術やデザインが好きで、
かみてつをプロデュースすることになったそうです。
好きなモノ・コトをやり続け、周りの人たちに言い続ける事の大切さも話されていました。

まずは電車を走らせる!(走るしくみ)

前半の工作はルールを守らないと電車は上手く動きません。
話しをしっかり聞き、言われた通りに線路を組み立て配線をします。

全員しっかり組み立てる事ができ、ちゃんと線路の上を電車が走りました。
動いた瞬間はみんな嬉しそうな表情をしていました。

「動くと嬉しいよね~。じゃあなんで動いたのか少し説明しますね。」
と、ホワイトボードに電気の配線を書いて解説をしてくれました。
線路は電気が流れるインクで印刷してあります。
線路の1本づつに、それぞれ電池の+と-ををつなげます。
電車は車輪と軸が電気を通る素材で出来ているので、
線路の上に電車をのせると電気が流れ、電車の中にあるモーターが動き、電車が走りました。

街を自由につくる!

後半の工作はルールはありません。
自分が良いな!と思う事を自由に作る時間です。

「ここからは『○○をしても良いですか?』という質問はしないでください。
自分で考えて、自分で工夫をして自由に街をつくってみましょう!」

街のパーツが印刷された紙、色鉛筆、ペン、はさみ、カッターなどが渡され、
みんな、さっそく街づくりをスタートさせました。

オリジナルの電車をつくったり、キレイなお花を描いたり、
森にしたり、都会をつくったり、夜や昼間をめぐる電車にしたかったり、
みんな、ビックリするほど集中して街をつくっていました。

さまざまな領域を横断してMixしよう!

街を作りはじめてから30分ほど経過してから様々なかみてつの作品紹介で、
折りたためるかみてつ、分岐できるかみてつ、
地下鉄のかみてつ、小学1年生が一人で作り上げたかみてつ、
高校の美術部が作り上げた段ボールの街の中をはしるかみてつなど、
動画と映像で紹介がありました。

「今日は、前半はルールがある工学系の分野、
後半は自由に表現をする芸術やデザインの分野を体験しました。
これからの世の中は、領域の垣根がどんどんなくなっていって、
さまざまな領域をMixしていく力が必要になっていくと思います。
今日は、みなさん世界を先取りしたんです!」

「ここで完成させることが目的ではなく、
家に帰っても家にある材料でどんどん工夫をし続けてください。
付けたり、切ったり、簡単にできるのが『かみ』でできるメリットです。」
と、メッセージがあり、
残りの時間、街を完成に近づけていきました。

90分の教室で完成した参加者はおらず、
「家に帰ったら踏切をつくろう。」
「もっと大きなトンネルつくろう。」
など、家族で話している姿も見られました。

ぜひ、おうちでももっと工夫して自分の想像した街を
より具体的にカタチにしていってくれると嬉しいです。
ご参加ありがとうございました!