ロクトリポート

ボランティア会 試験的に活動再開

多摩六都科学館には、ボランティアが約100人登録し、曜日ごとに班を作り活動しています。色々な場面で力を合わせて当館の運営を応援してくれている心強い存在です。

■20年以上続いているボランティア会

赤いベストを着て活動しているのが、ボランティア会の皆さんです。
展示室「からだの部屋」にある「からだラボ」は、ボランティアに任されていて、来館者の皆さんと一緒に遊んだり、声掛けをしたり、あたたかく見守ったりと、メンバーそれぞれのスキルや経験、思いをもって対面活動をしてきました。
コロナ以前に来館したことのある方の中には、知恵の輪やパズル、カプラコーナーで接したり、ボランティア企画の科学教室などに参加したことがある人も多いのではないでしょうか。


パズルや知恵の輪に挑戦!「からだラボ」


太陽観望会を月1回程度企画。
専用フィルターを装着した望遠鏡で、太陽表面の様子をリアルタイムで観察しています。

■コロナ禍を経て、すこしずつ再開

多摩六都科学館は、コロナ禍の3年間で2度の休館期間があり、開館しても入館人数を制限しながら運営しています。これまで20年間活発に活動してきたボランティア会の皆さんも、約3年間対面活動をほぼ休止していました。その間、曜日班ごとにミーティングを重ね、再開するとしたらどう活動が継続できるか。どうやったら安全に活動できるかを、何度も話し合ってきました。
対面活動の休止は、体験や対話を通じての学習を重視する当館としても、大きな痛手でしたが、ボランティア会の皆さんにとって、その思いは同じかそれ以上だったのではと思われます。
現在の多摩六都科学館は、館内で閉鎖・休止していた展示を一部再開。ボランティア会の対面活動も、曜日ごとに試験的に活動したり、活動方法を検討しています。

■ボランティアの声を紹介

最後に、久しぶりに「からだの部屋」で対面活動をしたボランティア班の皆さんの感想を、一部ご紹介します。
「活動が無くなったときは一週間のルーティンがなくなり、楽な部分もあるけれど、ないとつまらないという感じ。(ここでの活動は)生きがいと楽しみです」
「ラボにいると、やっぱり落ち着く。子どもたちに話しかけることができて、私も楽しかった」
「子どもたちにとって、ここでチャレンジして褒めてもらえるのは良い経験」
「知恵の輪めちゃくちゃ楽しかった!と言ってもらえた。できるまで帰れないよ~(笑)とか言ったりしながら、楽しんでもらえて良かった」


カプラのミニコーナー


来館者の熱心さにつられて、教える側も熱が入ります

ご来館いただいた皆様からも、からだラボの再開や、ボランティア会の皆さんとのふれあいを楽しみにしているとの声をいただいていますが、ゆっくりと見守っていただけたら嬉しいです。


今後の活動方法を話し合っている金曜日班の皆さん