7月25日(火)の農と食の体験塾 大豆編2023は、圃場実習3回目。
以下、実行委員からのレポートです。
猛暑、雨無し続きの7月ですが、塾生は目をキラキラさせて、ほぼ全員が参加しました。
今回は、除草と生育観察です。
始めに、技術専門職員の手島さんから13品種の大豆の内、特徴的なものとして“五葉茶豆”の葉について教えてもらいました。一般的な大豆の本葉は3枚ですが、五葉茶豆の本葉は5枚あります。葉の大きさは一般的な大豆とはあまり変わらないようです。
大豆の株まわりは雑草が多く生えていました。主に、スベリヒユが多く大きく成長しています。耕地に多く、折れたところから根が出るとのこと。他には、アオゲイトウ、メヒシバ、ハキダメギクなどが生えています。ハキダメギクは大豆と似たような形で紛らわしく、取り残してしまいそうです。
作業しながら塾生と実行委員の間で「取った草をそのままにしておいても良いか」、「乾燥防止として抜いた雑草を畝に残す方法もあるか」などの意見交換も活発に行いました。各自、草取りをしながらおしゃべりをする人や黙々と取る方もいて、作業は約30分でおしまいです。
大豆圃場の向かい側の桜並木の緑陰で、休憩がてら今後の予定について確認を行います。「8月には虫も増えてくるので、農薬散布を3回位行う予定」との技術専門職員の説明には、早速塾生からの「どのような農薬を使用されるのですか?」という質問と回答のやり取りが行われました。
その後、東大生が育てている学生実習用の大豆圃場を見学がてら、こちらでも草取りをしました。こちらの圃場ではくるみ豆という品種の大豆を栽培しています。この大豆が実ったら、元塾生が開店した豆腐屋さんに託して、豆腐を作ってもらう予定です。その生育に期待をしながら今日の実習を終えました。
作業中に、スベリヒユが食べられる…との話が出て、お持ち帰りの方もちらほらといました。
スベリヒユ。地面を覆うように茎をのばしています。
木々の多い機構の涼しさはかけがえのないものと思います。敷地内の建物の草もきれいに刈り取られており、すがすがしい気持ちでいっぱいになって機構を後にしました。
農場博物館近くの建物