科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。
今回は通算28回目、冬の昆虫調査を1月30日に行いました。
晴れていてこの時期にしては暖かく感じられる気候でしたが、あまり昆虫は見られませんでした。それでも毎年確認されているヨコヅナサシガメやヒゲジロハサミムシ、活動しているアリなどがいました。
下の写真はカマキリの卵鞘(らんしょう)。秋にあまりカマキリを見かけなかったのですが、オオカマキリ、ハラビロカマキリともに卵は見つかったので安心しました。
下はアリの仲間とカイガラムシの仲間。アリは巣から出てきているものが何匹もいました。
今年は暖冬だそうですが、暖かい日が続くと虫たちの活動が早く始まるのか、カレンダー上でも春になる時期まで見られないのか、気にかけて見ていると面白いかもしれません。
※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。
インタープリターチーム K