ロクトリポート

幻のチョウが見られる!

幻のチョウと呼ばれたチョウがいます。

ブータンシボリアゲハです。

ブータンシボリ

1933年、ブータンに探検に赴いたイギリス人によって発見され、5頭の標本が持ち帰られました。
しかしその後、長い年月その存在を再確認されることがなく、
「幻のチョウ」となったのです。

2011年、日本蝶類学会の調査隊がブータンに入り、なんと78年ぶりに、その存在を確認!
それだけでなく、エサとする植物など、謎だった生態についても明らかにされました。
(この様子はNHKで放映されたので、ご覧になった方も多いのでは?)

 8月31日(土)のロクト・サイエンスレクチャーでは、
「幸せの国に棲むブータンシボリアゲハを求めて」というタイトルで
この日本調査隊の副隊長であった東京大学総合研究博物館の矢後勝也先生に
調査の様子やブータンの国についてのお話をしていただきます。

ブータンで調査中の矢後先生

ブータンで調査中の矢後先生

その際に、なんと!
ブータンシボリアゲハの標本を持ってきていただけることになりました!!

本来なら、ワシントン条約によりブータン国外に持ち出せないチョウなのですが、
2011年にブータン国王から友好の証として寄贈された2頭の標本の内の1頭を
矢後先生が多摩六都科学館の講演会の参加者限定で見せてくださいます。

夏の終わり、ぜひ多摩六都科学館に幻のチョウの話を聞きに、姿を見に、お越しください。

講演会は当日先着順受付(定員60名)です。
詳しくはこちらから

ロクト・サイエンスレクチャー 「幸せの国に棲むブータンシボリアゲハを求めて」