ロクトリポート

農と食の体験塾2018「大豆編」第20回レポート

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
活動も有志作業や臨時回を含めて第20回を迎えました。全ての品種の収穫・脱穀が終わって野外での作業も修了。今回は脱穀をした大豆からきれいな豆をより分ける選粒の作業を行いました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第20回 選粒】
日時 :2018年12月4日 午前9~10時
場所 :東大生態調和農学機構 学生宿舎にて
内容 :選粒(6品種)
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構)/参加者13名程

◇ 12月とは思えない暖かな日和です。予想以上の塾生が有志参加して、1時間程で作業終了。これで12品種全ての選粒が完了しました。
1 学生宿舎外観

◆ 選粒作業
・「比丘尼(びくに)」、「小笠原在来」、「東京八重成」、「(しゃくじょう)豆」、「五葉茶豆」、「虎大豆」の選粒を行いました。パレットに大豆を一層に敷き並べて、一粒一粒を各人の眼力で審査します。
2 作業前 3 選粒作業

機械選別を一応通り抜けてきた大豆たちですが、人の目にかかると、選外となる「不揃いの大豆たち」が結構見つかります。人の眼力は凄いですね。現在のAIでも多分追い付けないでしょう。

手島さんらからの細かな選粒基準の説明はありません。
品種毎に、塾生達が大豆で満たされたパレットを前にして、話し合いながら選ぶ基準を共有します。
4 選粒作業手もと

・全12品種毎に3粒選んだ一覧写真を見て下さい。
5 今年の大豆一覧

色の異なる「五葉茶豆」や「虎大豆」は容易に識別出来ますが、その他はなかなか難しいですね。よ~く見ると「小笠原在来」は色味が緑がかっていたり、「目黒」はその名の通り黒い目をしている事などが見えてきます。

※ 次回12/11 収穫した大豆を使っての味噌作りの予定です。
・宿舎内の別室には、昨年の収穫大豆を使った味噌が1年を経て美味しそうに発酵している樽がありました。
次回、味見させてくれるかな~? 味噌風調味料ではない本当の味噌を味わってみたいです。
6 味噌