当館の元ジュニアボランティアのSくんは、カプラ®の達人として第8回カプラ®大会優秀賞等、素晴らしい作品を作り続けてきました。
過去の大会での受賞作品はこちら!
第1回大会 全部門総合グランプリ「東京スカイツリータウン」
第3回大会 夢いっぱい作品部門 入賞「橋と汽車と塔」
第4回大会 Moins de 200 pieces(200ピース以下)入賞「鳥」・佳作「神社」
第5回大会 最優秀賞「空飛ぶ龍」
第6回大会 おとな・ファミリー部門 優秀賞「町を襲うタコさん」
第7回大会 おとな・ファミリー部門 入賞「空飛ぶヘリコプター」「2つのタワー」
第8回大会 おとな・ファミリー部門 優秀賞「有名な競技場」
Sくんには「カプラひろば」で過去2回ほど作品をつくってもらいました。
2020年8月に作成した様子はこちら!
展示室2「カプラひろば」にてカプラ®大会に応募した作品と様々な作品を展示中!
2021年3月に作成した様子はこちら!
展示室2「カプラひろば」にて第7回カプラ®大会に応募した作品と様々な作品を修復&増築しました!
現在も「カプラひろば」は新型コロナウイルス感染拡大防止の為休止中です。
彼のつくる作品を是非多くの方へ見てもらうため、展示室2「カプラひろば」にて公開作品づくりに取り組んでもらいました。その作品がこちらです!
東京スカイツリー、浅草寺の雷門、レインボーブリッジ、東京ビッグサイトの4作品です。まるで東京観光にでも来たような作品です。ここでは作品づくりの様子を紹介します。
お馴染みのタワーづくり!
お得意のスカイツリーを作り始めました。
制作の度に毎回思いますが、練習でこの凄いタワーを作るなんて…達人さすがです!
完成はこちら♪
とても高く見応えがあります!形の正確さも更に上がっていますね。
初!カプラ®の東京ビッグサイト
タワーの次にとりかかったのは…建物系で初お披露目です!スタッフで予想しながら見守りました。
4つの柱のようなものを作って、つなぎ合わせ始めました。「ビックサイトかな?」とスタッフ内でそわそわしていました(笑)でもあの「逆三角形」ってどうやって作るんでしょうか…
おおお!「逆三角形」ができています!カプラ®の組み方を駆使してビッグサイトを表現しています。
作成途中の写真はとても貴重です。
逆三角形の中身は重心のバランスを取るために緻密にカプラ®を配置しています。
完成しました!屋根の部分の作りは知らなかったのですが調べてみたところ、そっくりになっていました!また右側の写真は東京ビックサイトに行ったことがある方にはお馴染みの風景だと思います。逆三角形の間をよく見てみると、窓が見える会議室の部分もちゃんとありますね。
次の作品を作成している途中ですが、今日はここまで。翌日も作ってくれるとのことなので、ゆっくり休んでもらうことにしました。
レインボーブリッジができました♪
また今まで見たことがない作品を作り始めました。
橋が徐々にできあがっていく様子を見ているとわくわくしますね!途中、来館しているお子さんや大人の方が足を止めてじっくり見学する姿や、Sくんに話しかけて作り方の説明を聞いていました。
橋が繋がりました!道路が緩やかなアーチ状になっているところや吊り材が表現されていて、レインボーブリッジの作りを改めて知る機会になりました。
浅草寺の雷門が登場!
閉館後も制作は続き、黙々と作っていました。様子を見に行くと…
これは!赤い大提灯がとても目立ちますね!しかも後で提灯下の4本のカプラ®を取って浮いているように見せるそうです!?提灯はどうやって支えるのか気になり、聞いてみたところ提灯真下のカプラ®と屋根との摩擦で押さえるそうですが…。そこまで計算して制作しているとは…本当に素晴らしいですね!
できあがりました!先程の大提灯が本当に浮いているように見えます!
屋根の部分は段差を作るために複雑にカプラ®を配置していますね。また大提灯を実際に眺めているかのような雰囲気も味わえます。
そして4作品が完成しました!それぞれの作品の配置を見て…思わず地図で調べてしまいました。レインボーブリッジ以外は実際の場所とほぼ同じですね!レインボーブリッジの位置が違うのは写真を撮影する構図を考えて違う場所に作ったそうです。ただ作るだけでなく様々な視点から総合的に考えて制作していたことに感銘を受けました。
おまけ
実は先程の4作品全体の写真は、日没後に撮影しました。日中の部屋の明るさとは違い、写真も暗めになってしまいます。明るさを画像処理するだけでは難しく照明で調節しました。撮影風景はこのような感じです!
…すごくシュールですね(笑)ちなみに照明の当て方次第で、このような写真も撮れました。
とても年末感満載です(笑)カプラ®作品なのに観光気分を味わえました。
2日間で合計11時間に及ぶ作業の末、東京の街並みができあがりました!カプラ®は建築模型材料として考案されました。今回のSくんの制作過程を見学してみて、カプラ®は遊ぶだけでなく様々な表現ができる木製ブロックと改めて感じました。カプラ®=建築模型というイメージが皆さまにも伝わると嬉しいです。
作品は接着剤でくっついているわけではなくて、1枚1枚上にのせているだけです。毎度のことですが、地震等でいつ壊れるか分かりません!是非、御来館される時には、このSくんの東京カプラ®ワールドを見に来てください☆
研究・交流グループ A