『ウニはすごい バッタもすごい – デザインの生物学 – 』/本川 達雄 著/中公新書
【私の一冊】朝倉/多摩六都科学館ボランティア(展示室でのコミュニケーション、天体観望会・SL模型運転見学会などのサポートをしています)
『ウニはすごい バッタもすごい – デザインの生物学 – 』/本川 達雄 著/中公新書
隣家の庭に藤棚があり、毎年見事な藤の花が下がります。散歩の方々は「すごく綺麗」などと勝手な評価をつぶやきつつ通ります。
この藤にクマンバチが来ます。羽を高速に動かしながら、前後左右自由自在に飛翔しています。なぜあんなにも早く羽を動かせるのか、鳥、トンボ、バッタ、ゴキの羽ばたきはゆっくりですが、ハチ、ハエ、蚊、カナブンなどの羽ばたきは高速です。
この疑問に分かり易く、しかしながら科学的に答えてくれたのがこの本です。(答えは読んでからのお楽しみ)
他にも、ノミやバッタが高く飛び上がれる理由(体長、数倍から数十倍の高さ)、貝から進化し貝殻を捨てたのがイカやタコ、ヒトデはなぜ星型なのか、など興味を引く内容に満ちています。
著者の本川さんは「ゾウの時間ネズミの時間」の著者でもあります。