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いっしょに探そう野山の花たち 花色と形でわかる野草図鑑

『いっしょに探そう野山の花たち 花色と形でわかる野草図鑑』/馬場 多久男 編著/信濃毎日新聞社

【私の一冊】石井/アテンダントグループ(総合案内、発券業務、団体予約受付管理など、科学館の窓口となる仕事をしています)

『いっしょに探そう野山の花たち 花色と形でわかる野草図鑑』/馬場 多久男 編著/信濃毎日新聞社

 私は華道歴およそ30年になります。

 花や葉、枝に触れる機会は多く、花の名前も沢山知っている方だと思います。しかし、それは花屋で行儀正しく売られている花の名前ばかり。道端に咲く花の名前はあまり知らないことに気が付き、野草図鑑をカバンに忍ばせ名前の分からない花に出会ったら調べるようにしました。

 野草図鑑を眺めていると、野草と華道で使う草花に共通するものも見つけました。イネ科のシロガネヨシは華道ではパンパスグラスと呼ばれて使われます。ミズヒキ、キキョウ、テッポウユリも華道で馴染みがあるものでした。

 写真を眺めるばかりで、実際に目の当たりにしたことのない花がまだまだ沢山あります。これから出会う花がどんな名前なのか、どんな季節にどんな場所で咲いているのか、知らない花を見つけるのが楽しみです。

 本書では、花の色と形から名前を探し当て、そこからさらに詳しい特徴を知ることができます。似たような花は葉の形の違いで見分け方を教えてくれて、草花探しには頼りになる1冊です。