ロクトリポート

郷土史と科学から見る地域の防災

2018.08.31 15:52:17

9月1日は防災の日。
以前は防災というと地震への備えが真っ先に浮かんでいましたが、最近は大雨や強風など、さまざまな自然災害が気になるようになってきました。
よく「引っ越すときは昔の地名を調べろ」と言われることがあります。地名に「川」「沢」「窪(久保)」といった文字が入っているところは、むかし水が流れていた場所である可能性が高いので、地震や大雨への対策を慎重に考えた方がいい、といった見方です。最近では地盤改良などの技術も進んでいるので、水にちなんだ文字が地名についているからといって災害の影響をすぐ受けやすいというわけではありませんが、地域の歴史(郷土史)と地盤や土地の高低などの地形的特徴を重ね合わせてみると、災害への強さが見えてきます。


★神社仏閣は災害に遭いにくい?

水害や地震が発生したときに、古くからの神社仏閣のある場所は被害が小さいことがあります。これを神仏の力によるものと見る人もいますが、郷土史・科学といった学問的視点で見るとそれらの場所が昔から地形的にとても強い場所を選んで作られていることがわかってきました。開発が進んで昔とは様変わりした地形も、盛り土や切土、埋立等をする前の地図を参考にすると安全な場所・危険な場所の推定ができると考えられています。
今回の講座では、「郷土史防災」というユニークな切り口で、地域の地形と災害への耐性を考えます。

下野谷 周辺土地条件

▲紫…盛土 赤…平坦化地 黄…洪積層
洪積層は縄文時代に今よりも海水面が9m近く高かった時代でも陸地だったところで、地盤が固く水はけが良い土地(高台)です。
高台にぶつかって川が蛇行して流れていた事が判ります。そのぶつかったところにあった山を削って平らにし、
その土を川の上に埋めて盛土したと考えられます。

★講座で学んで、歩いて実感!
今回は講義とフィールドワークの2本立てで開催します。
講義では防災の専門家である防災科学技術研究所の増田和順(ますだかずより)氏を講師にお招きし、実際に災害を免れた場所の事例を引きながら、過去の人々が地形を読んでどのような建物を作ってきたか、時代と共にその土地への意識がどう変わってきたかなどをお話しいただきます。フィールドワークでは、縄文時代の遺跡(下野谷遺跡)や東伏見稲荷神社といった遺跡・史跡が集まる西武新宿線東伏見駅~西武柳沢駅周辺を実際に歩き、災害に強い場所・弱い場所の特徴を実感します。ここでは増田先生に加え、西東京市教育委員会社会教育課の学芸員・亀田直美さんから下野谷遺跡の特徴などについてお話しいただきます。

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【イベント概要】
連続講座「郷土史と科学から見る地域の防災」

① 講座編
古くからある史跡や神社仏閣が災害に遭いにくいのにはわけがある!?
地域の地形と歴史を合わせて読み解く郷土史防災の視点から、
自分が住む地域の安全について考えてみましょう。

日 時:11月3日(土) 13:00~14:30
会 場:多摩六都科学館レクチャールーム
講 師 : 増田和順(防災科学技術研究所)
協 力 :西東京レスキューバード
対 象 :中学生~大人
定 員 :40名
参加費:入館券のみ(大人500円、中・高校生200円)
応募締切:10/22(月)必着

②フィールドワーク編
過去~現在の地形図を見ながら、実際に東伏見稲荷神社や下野谷遺跡などを歩き、
科学と郷土史両方の視点を合わせて地域の防災について考えてみましょう。
 ・少雨決行、雨天時は柳沢公民館で解説のみ行います
 ・合計一時間弱、徒歩で遺跡・史跡をまわります(坂道あり)

日 時:11月24日(土)10:00~12:15
会 場:西東京市内(東伏見駅集合・柳沢公民館解散)
講 師: 増田和順(防災科学技術研究所)、西東京レスキューバード
協 力: 西東京市教育委員会、西東京市柳沢公民館
対 象: 中学生~大人 ※参加者以外の同伴不可
定 員: 30名(最少催行人数20名)
参加費: 50円(保険料として)
応募締切:11/12(月)必着

【参考】協力先ウェブサイト

■国立研究開発法人防災科学技術研究所 

■西東京レスキューバード

学びの秋!大人のための平日科学講座

2018.08.26 16:34:32

夏休みも山場を越え、子供たちは宿題に追われている頃でしょうか?

多摩六都科学館では、9月から12月にかけて、平日に大人向けの科学講座を開催します。
テレビ番組などで注目が高まっている「地学の街歩き」、
宇宙への果てない興味をそそる「現代天文学」、
小学校の授業で必修になる事でも話題の「プログラミング」、
カフェ六都なおきちとのコラボ企画「ハーブ」と、さまざまなテーマを揃え
今学びたい大人の方々の知的好奇心に応える企画です。

 

★こんな方におススメ!★
・新しい発⾒をしてみたいシニアの⽅
・平⽇の時間を有意義に過ごしたい主婦の⽅
・色々なことに興味がある学⽣の⽅

※連続講座ではありません。各イベント毎にお申込みが必要です。

 

 

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■大人のための地球科学入門

地球科学の入門的な講座です。自分が住んでいる地球内部の活動と身の回りの自然のつながりについて、一緒に考えてみましょう。

9/27(木),10/25(木)

時間:11:00~12:00
講師:小田島 庸浩(当館 研究・交流グループ)
対象:大人(18歳以上、高校生不可)
定員: 各日30名
参加費:入館料のみ(大人 500円)
申込方法 :当日開館時より参加券を配布(先着順)

 

 ⇒イベントページ

 

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▲大人のための地球科学入門 昨年度開催の様子

 

 

■大人のための岩石観察会

街中に使われている石材は天然の岩石を加工したものです。
石材を観察しながら一緒に街歩きを楽しみませんか。

9/27(木),10/25(木)

時間:14:30~15:30
講師:小田島 庸浩(当館 研究・交流グループ)
対象:大人(18歳以上、高校生不可)
定員:各日10名
参加費:500円(保険料、資料代として)
申込方法 : 事前申込
応募締切:9月 …9/13(木)、10月…10/15(月)

 

⇒イベント詳細・お申込

 

 岩石観察会

 

 

 

■大人のための現代天文学入門~重力波とブラックホール~

現代天文学の入門的な講座です。今回はノーベル賞の受賞対象となった歴史的な大発見、重力波とブラックホールについて一緒に考えましょう。

11/21(水),12/12(水)

時間:11:00~12:00
講師:柴崎 勝利(当館 天文グループ)
対象:大人(18歳以上、高校生不可)
定員:各日30名
参加費:入館料のみ(大人500円)
申込方法 : 当日、開館時より参加券を配布(先着順)

⇒イベントページ

大人天文学

 

 

 

■親のためのプログラミング超入門~小学校で始まるプログラミング体験を知るために~

2020年から小学校でのプログラミングの体験が必修化されます。
子ども達はどんなことに取り組むことになるのでしょう?
一足先に体験してみませんか?

11/7(水),12/5(水)

時間:10:30~12:00
講師:高橋 純一(当館 経営管理グループ)
対象:大人(18歳以上、高校生不可)
定員:各日12名
参加費:入館料のみ(大人500円)
申込方法:事前申込11月…10/24(水)必着、12月…11/21(水)必着

 

⇒イベントページ

 

大人プログラミング

 

 

■食がすすむ! オリジナルハーブ調味料をつくろう!

六都なおきちとコラボレーションによる「ハーブを楽しむ」シリーズの第2弾は、
料理向けのフレッシュハーブの収穫とオリジナルハーブ調味料づくり。
今晩の夕食はハーブのひみつの話題とハーブ調味料を効かせた料理に決まり!

10/17(水)

時間:10:00~12:30
開催場所:ニイクラファーム(西東京市)・多摩六都科学館
講師:新倉 大次郎(有限会社ニイクラファーム)、佐藤 うらら(六都なおきち)
協力:有限会社ニイクラファーム
対象: 大人 (参加者以外の同伴不可)
※ロクトメンバーズ優先(当館の会員制度)のイベントです
定 員:20名 (最少催行人数 10名)
参加費:1,000円(持ち帰り用ハーブ代、試食代)
    ※別途入館料と「はなバス」代がかかります
申込方法 : 事前申込 ※応募締切10/9(火)必着

⇒イベントページ・お申込

ハーブ

 

 


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