科学の本棚~科学と出会う・世界と出会う~

フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界

『フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界』/ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス 著/ダイヤモンド社

【私の一冊】毛塚/多摩六都科学館ボランティア(からだラボでのコミュニケーションを通して、科学館と来館者をつなぐ活動をしています)

『フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界』/ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス 著/松井 孝典 監修/土屋 晶子 訳/ダイヤモンド社

 舞台は、500万年~2億年後の地球。もはや人類の姿はここになく、大陸移動、環境激変により「奇想天外」な姿に「進化」した様々な生物が住む「未来の地球」である。

 発刊当時話題になった、陸上に進出した巨大なイカ、翼を手にした魚類、帆を張り群集で海原を旅する進化したクラゲ、、、500万~2億年後という想像のつかない未来の世界観に皆さんも引き込まれるはず。

 当時小学生で家族から薦められて読んだのですが、表紙の翼を持った魚、オーシャンフリッシュに仰天、総合学習で温暖化を学んでいたことから、改めて地球の未来のことを考えるきっかけになった作品です。なぜ人類はいなくなったのか、私たち「ホニュウ類」の運命はいかに、、、ぜひ、ご一読ください。