『ターシャの庭』/ターシャ・テューダー 著/食野 雅子 訳/KADOKAWA
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『ターシャの庭』/ターシャ・テューダー 著/食野 雅子 訳/KADOKAWA
“ターシャの庭”は映像で見たことがあり、季節がゆっくり変化していく様子や、ターシャの温かい雰囲気を感じました。憧れとして、この風景がいつでも見たいと思いこの本を手に取りました。
著者はアメリカの絵本作家として有名ですが、50代後半からバーモント州の山奥で自給自足の一人暮らしを始めました。森に囲まれた広大な敷地には、温室や野菜畑に池、なにより美しい庭が広がります。すべての色があるのではないかと感じられる程の花々が咲く庭ですが、最初は何もない大地から種を薪き育てました。幼い頃、ロサ·ユーゴニスという黄色いバラを見た時に、「花を育て、花と暮らすことが、生涯の楽しみになるだろう」と思ったそうです。
この本を開くと、いつでも、ターシャが育てた色とりどりの花や樹木が目の前に広がり、温かい気持ちになります。